節約と片づけで家計ピンチを乗り切った方法

整理収納アドバイザーのnocoです。
元々片づけが苦手だった私が、現在では片づけのプロとして活動しています。

実は散らかりがひどくなったのは我が家の家計がピンチになった時でした。
夫の給料カット!

家計が苦しくなればなるほど、安くて不要なモノが増えやすくなり、
部屋は散らかる一方。

そんな時、整理収納に出会いました。
モノとの向き合い方が変わり、部屋が片づくようになりました。

限られた中でも、工夫しながらやりくりを頑張ろうという活力が生まれ、
心にも時間にもお金にも余裕が生まれるようになったのです。

現在、コロナ禍で給料が下がり、物価も上昇中の今、生活の悩みは尽きません。
10年前の私の経験から、
コロナ禍で節約・育児・片づけに行き詰っている方の参考になれば幸いです。

目次

赤字が出せない節約マストだった10年前

ちょうど今から10年ほど前のこと、
夫の給料がカットになる時期がありました。
まだ貯金も少なかったので、絶対に赤字を出せませんでした。

慣れない家事や育児をこなしながら、
生まれたばかりの長男の子育てをしていました。

実際にしていた節約法


当時、実際にやったのは袋分け家計管理です。

貯金も少なくボーナスも出ないため、
絶対に赤字をだせないため、使える金額を目の前に提示することに
したのです。

ズボラな私でも続いて着実に出来る方法が袋分けでした。

そこで、食費と日用品の2ジャンルに分け、
週ごとに袋分けにして使える金額をいれました。
封筒からお金を出して使うことにしました。

現実的に実現できないと意味がないので、
どうしても足りないときのための予備費も用意。
1万円ほどを用意し、足りない時に足しにしていました。

それでもダメな臨時出費がある時は、
自分の口座からこっそり引き出して
乗り切りました。

何かあった時のために、
貯金もしたかったので先取貯金。
使える金額はきっちり決めていました。

余った分が自分のお小遣いになる仕組みにしたので
結構がんばれたのかなと思います。

例えば、お刺身が変えなかったので、
新鮮なお刺身用の1匹100円のあじを
自分でさばいて食卓に出したこともあります。

当時の食費は3人で4万円台。

往復40分かけて安売りのお店に食材を買いに行くのは当たり前。
特売日に合わせてスーパーをはしごするのも当然の日常でした。

時間はかけられてもお金がなかったので、身体を動かして、
手間暇をかけ支出を最低限に抑えました。

マイカー、おもちゃなどの育児グッズの工夫

当時、知り合いから車を10万円ほどで譲っていただきました。

でもガソリン代を削減するため、車はあまり使わないようにしました。
基本的な移動手段は徒歩か自転車でした。

子どもの育児グッズはリサイクル品を購入したり、
プチプラショップで買いました。

ちなみに、絵本や自分が読む本は図書館で借りていたので、
ゼロ円。

おもちゃは街のクリーンセンターへ行き、
併設のリサイクルショップで格安で購入。

障害者団体が開いている寄付された物を
販売するリサイクルショップやフリーマーケットなどで、
衣類や日用品を購入したりもしました。

幸い、住んでいた社宅があったのは高級住宅街のあるエリアで、
リサイクルショップで売られているモノは、
良質なモノが多かったです。

リサイクルとはいえ、欧米や北欧のおもちゃなども手に入りました。
金銭的にのパツパツだった我が家でも貧乏丸出しな感じはしないで済みました。

上手く乗り切れて良かったです。

節約をしながらモノが増える悪習慣

モノを手に入れるのに予算はかけていなかったものの、
安く多くの良いモノを得るかには
エネルギーを注いでいましたので、
家にモノはどんどんモノがあふれていきました。


そこに拍車をかけるように、
モノを増やすどうしてもやめられない
悪習慣がありました。

それは、ファストファッションの
お店の値下げ商品を買うこと。

当時良くお買い物に行っていた
ショッピングセンターの中に入っていた
そのお店で500円値下げ商品の服を買うのが
唯一の私のストレス発散方法でした。

お金をかけずに、より多くの物を買うか
に命をかけていたといっても過言ではありません。

本当に必要だから購入するというよりも、
安いからという理由で購入していましたので、
着用回数も満足度も今一つでした。

買うことでストレスを解消しようとしていたので、
結果的に服だけがどんどん増えていきました。

「これ、コスパ良いよね」
「安いからいいよね」って感じで
買っていました。

本当に気に入ったものを何一つ
買えていなかったと思います。

そんな時に丁度出会ったのが、
やましたひでこさんの断捨離本だったのです。

本気でモノと向き合うことにした

断捨離本を読んでから、
買い物で日々のストレスを埋めようとしていた自分に気づきました。

当時、お金が無くて良かったと思います。
はまっていたのが500円値下げ商品だったので、
金額的には少ないダメージで済みました。

ただ、家の中には、
ガラクタともいえる服やモノでいっぱいに
なっていました。

まずは、自分の服から
見直すことにしました。

とにかく1年来ていない服、
値札がかかったままの服などを
手放すことに。

これが実は一筋縄ではいきませんでした。

だって、手放すと決めて衣類回収の日に
ゴミステーションに持って行ったのに、
戻したくなっちゃうのです。

何度も、ゴミ捨て場に
取り戻しに走ったりしました。
本当に恥ずかしいですよね。

でもね、結局は、
その迷った服は
手放すことになりました。

迷っているって時点で、
もう自分には必要ないって
自分で分かっているのですから。

未練を断ち切るために、
服にちょっとだけ切れ目をいれて
あえて着れない状態にして、
出すことにしたこともあります。

その結果、プチプラ服を買い集めていった結果
300着くらいまでたまってしまっていた
服を100着ほどにすることが出来ました。
(現在は60着ほど)

安いからではなく、好き・必要だから買うに変わる

超コスパ人間だった私のファッションが変わって、
好きだから買おう、必要だから買おうというように、
買い物の基準が大きく変わりました。

大量の服を手離したことで、
こういう服は着なくなっちゃうなっていうのも
分かりました。

気に入ると色違いで買おうとしてしまう癖があり、
これは完全には今も抜けてはいませんが、
洋服が増える原因になります。

失敗を減らすために、パーソナルカラー資格取得をしました。
骨格診断も受け、自分に合う服を選べるようになりました。
パーソナルカラーや骨格診断によって、
洋服選びに慎重になれるようになりました。

片づけが私を本当の意味で救ってくれた

必要に迫られて行っていた節約は大成功したのですが、
たまったストレスで、物はたくさんたまってしまった失敗を経て、
たくさんの気づきがありました。

お買い物そのものは楽しい行為なのですが、
買い物がストレス発散の要素が強くなってしまうと、
つい余計なモノを買ってしまうリスクが高まります。

買っても買っても
心の隙間を埋めることはできません。

お金のピンチが乗り切れても、
部屋がどんどんモノで埋まって
散らかり放題になるような生活には
二度と戻りたくありません。


片づけとは、物を通して自分を見つめなおすことに他なりません。

部屋の乱れは心の乱れと言いますが、
部屋の状態は心の状態を映す鏡のようなものです。

あなたの心はどんな状態ですか。
片づけを通して、自分の心を整えていくことが出来ると
本当の豊かさにつながっていくのだなと実感しています。

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この記事を書いた人

台湾在住の整理収納アドバイザー。
現在はオンラインを中心に活動中。
スタエフ・インスタ・ブログ等で発信活動をしています。

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